ー時の始まりー

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「初代、2代目…すみません…。」 俺様は2人に向けて謝罪をした。 その後、美智瑠の方へ向き直り 「美智瑠!!!お前、あんまりふざけた事し過ぎだぞ!!!!初代、2代目、ゼンゾウに謝りなさい!!!!!」 「スッスッスッスッ、スッスッスッスッ、うるさか――――!!!!!!!美智瑠は悪くあらっさん!!!!!」 怒っても逆ギレする、聞き分けの悪い子だ。 ならば… シュッ!! スパン!!! 瞬歩で美智瑠の後ろに周り込み、美智瑠のお尻を叩いた。 5メートル程の距離、時間にして僅か0.001秒。 「父ちゃんの馬鹿――――!!!!何で叩かすと――――!!!!スッスッスッスッ、スッスッスッスッ!!」 俺様に叩かれた事により、一層激しく泣き出す美智瑠。 その時、軽い殺気を感じた。 その殺気は徐々に近づいてくる。 あ…屋上に来るなぁ…そう思った時、 バターン!!!! あ…来ちゃった…。 「美智瑠…黙れ。煩い。」 落ちついた話し方で、卵形の輪郭に大きな目、白い肌をより引き立てる深いパープルの瞳、首筋まで伸びたサラサラの黒髪、見た目に似合わず低い声。 見た目は美智瑠より1つ下の12歳くらいだが、マザーやゴッド同様、しっかりとスーツを着こなしているその少年。 美智瑠の弟であり、ゴッドとマザーの8人目の子供、ヴァルディスク・コウ(功) 物静かで、純粋で素直な綺麗な心を持っているがキレると怖い一面も持つ功。 その功が、来たと言うことは…また始まるな…。 、
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