ー時の始まりー

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一目散に屋上へと上って行った俺が見たものは、泣き叫ぶ美智瑠と美智瑠の後ろに立ち、怒っているお父さん。 屋上に上がる途中、お母さんが尻尾の無いゼンゾウを抱えて医務室に運んでいく姿が見えた。 恐らく…あの負傷したゼンゾウは、美智瑠の仕業だろう。 「美智瑠…。黙れ。煩い。」 「煩さかとは功の方ですたい!!!功には関係あらっさん!!!お前が黙ればよろし!!!」 プツン… 「煩い!!!!お前が黙れ!!!お前のせいで、ゲームのデータ全部消えた!!作詞も捗らん!!!だからお前が黙れ!!!」 「知らっさん!!!美智瑠は悪くあらっさんとですたい!!!!!!お前の方が黙らすとよか!!!!死なせばよか!!!!」 「ふざけんな!お前が死ね!!俺が美智瑠ば殺してやる!!!」 「殺せるもんなら殺してみらしたらよか!!!逆に美智瑠が功ば殺さすとだけんね!!!お前が死ね―――!!!!」 「俺は死なん!!美智瑠、お前が死ね!!」 その瞬間、美智瑠の横に周りこみ脇腹に蹴りを入れた。 ズドーン!!!!! 美智瑠が吹っ飛び、宮殿の庭に落ちた。 、
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