ー時の始まりー

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綺麗に手入れの行き届いた庭園に背中から墜落した。 全身が痛かぁ…。 美智瑠は許さんけんね!!!! 外壁を蹴り上げ、屋上へと登る。 煩か煩か煩か!!!!! 美智瑠は悪くあらっさん!!! 功の鳩尾目掛けて踏み込む。 そのまま、全体重をかけてグーで殴り、吹っ飛ぶ功の後ろに周り込み、後頭部に蹴りを入れようとした。 が、瞬歩で距離を取られ、逆に前から顔面目掛けて頭突きをされ、再び背中から地面へと突き落とされた。 苛々さす!!!! 功なんかに負けたくあらっさん!!! 美智瑠の方が強かと!!!!! 飛び起きて、功目掛けて石を投げつけた。 だが、軽々と交わされた石は、近くにいた初代の頭に直撃。 頭から血を流し、意識を失った初代。 今度は2代目が、初代を手のひらに乗せ、医務室へと運ぶ為に慌てて室内へと入っていった。 成り行きを見ていたゴッドが 「美智瑠―ッツ!!!功!!!!ここで喧嘩するな!!!関係ない人まで巻き込むだろうが!!!!喧嘩するなら国を出て他でやれ!!!」 この国を出るという事は、この星から離れるという事だ。 一言、怒鳴ったことにより、2人は殴り合いながら別の場所へと飛んで行った。 毎度の事だし、まぁ大丈夫だろう。
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