ー時の始まりー

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マザーが俺様の隣で微妙に引いている。おそらくゼンゾウに対してだろう。 てゆうか…マザーいい香りするなぁ。 じっとマザーを見ていると突然 「ゴッドさん。カジャスト持ってない?」 カジャスト…それはこの世界の煙草。 このカジャスト、人間界の煙草とは違いタールやニコチンが全く入っていないのだ。 強さの違いは、煙の強さのみ。 このカジャストは、強さで言うならば、煙がやや多い方になる。 「持ってるよ。吸う?」 ポケットから煙草を取り出した。 「吸う!一緒に吸おう?」 大きなクリクリとした目を輝かせながら楽しそうに聞いてきた。 可愛いなぁ~。 流石!俺様のマザー! 「いいよ。行こうか。」 マザーの頭を軽く撫でた後、おでこにキスをして一緒に屋上へと足を運んだ。 。
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