うた

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小さな石ころを追いかけて 走って走って 気付いた時には転んでて 私の手に残ったのは 沢山の擦り傷と 目から零れた涙だけだった でも そんなちっぽけで 弱い私でも 死ぬ時一緒にいたい人がいたり 小さな命を愛しく想ったりするんだよ 弱いからとか愛されたいからとか いくらでも言っても良いから 勇気ふり絞って抱きしめた 私の愛を奪ったりしないで 私、死ぬ時は 今まで感じた愛 全て あの世にもって逝きたいんだ 愛は世界を救うって 嘘ではないと思う 一人一人の世界に 愛が沢山生まれたら 一人一人が幸せに 一人一人の幸せになると思うんだ 今日も明日も 私に届く愛 私の世界を救ってる 私の愛がどれだけの人に届くのか わからないけど その愛は優しいものであってほしい 綺麗事かもしれないけど でも私が今抱きしめているものが 無駄だなんて思いたくはないから 君の愛も 私の愛も 涙の香がするけど それが真実だと私は思うよ それが人だと 強く握った拳は 力をすぐなくしたけど それは 君の手を優しく握るためだった
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