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私が生まれてから
地球は16回しか回っていない
そんなこんなで
私は笑うしかないわけで
でも頭掻きむしって
笑って
掻きむしって
笑って
そんなの繰り返しても
爪に血がたまるだけで
日の光が目にしみて
涙が誘われるばかりで
毎回最後にゃ爪の赤と
涙しか残らない
馬鹿みたいだけど
次の日には
また笑って
掻きむしって
繰り返す
その中で
得られる道標なんて
ほんのちょっとで
それが悔しくて
また掻きむしって
掻きむしって
掻きむしって
掻きむしって
掻きむしる
はっきりすること
全然なくて
濁って混ぜたら
それで溺れて
あの命を忘れて
片足ない鳩に餌をやる
ここが中国じゃなくて良かったな
なんて鳩に向かって
自分でもびっくりするような笑顔で言う
でもその言葉は
部屋で私が出す呻きと同じで
なんの意味もなかった
今日は何人の人が
この続く線路上で砕けたのか
もしかしたら
この鳩も赤を啄んだのか
可愛いな
あんまりにこの
滑稽な鳩が気に入ったから
昼ご飯のパンを全部やった
そのパンが違う鳥に奪われるのを
横目で見て笑ったのは
私だけじゃなかった
君は砕ける？
それとも潰れる？
私は熔ける。
最後にゃトケル。
砕けて潰れて
舞い散る前に
零に
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