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三本線
途切れて消えた
消えた きえた
綺麗にきえた
何故なら私が消したから
私がちぎって消したから
昨日の刻は夢うつつ
この三本線となんら変わりはないのです
紡いで紡いで
繋げるに
かなりの時間を費やした
けれど
切るのは一瞬で
私を支えるものの一つが
簡単に失われる
朱い葉が艶やかに
私の想いを消し去った
嗚呼また子供が泣いている
苛々した顔をしてるのが
鏡を見ずとも分かります
だって君も
私を横目で見ていたもの
今にも私に手をかけそうなほどに
哀しそうな表情で
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