Q21~30

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相談者: ごく平凡なサラリーマンさん Q24.私はある商社に勤めるサラリーマン(32歳、男、独身)です。  夜遅くまで付き合いで酒を飲んだ帰り道、私は急に路地裏から飛び出してきた女の子とぶつかってしまいました。女の子は相当急いでいるらしく、謝罪の言葉もなく走り去ってしまったのですが、アパートに帰ってスーツのポケットに違和感があったので調べてみると、ラベルの貼っていないテープが入っているではありませんか。  私にはまったく見覚えのないもので、おそらく先程の女の子の物ではないかと思うのですが、返そうにもその女の子のことは何も知りませんし、なによりテープに何が録音されているのか気にもなります。  やはり、ここはテープの内容を聴いてみるべきでしょうか? それともそのまま警察に届けたほうがいいのでしょうか。 A24.えらい物を渡されてしまいましたね。そのテープは聴くまでもなく、お偉方の重要な会話が録音されています。そして、そのテープをあなたが持っていることを何故かすぐにばれて、謎の集団に命を狙われます。  だからといって警察に届けるのはちょっとまずいかも知れません。というのもこの手のお偉方は警察にも手を回している可能性があります。  そもそもテープがひとつしかないからいけないんです。テープが増えれば増えるほどあなたは安泰になるので、そのテープをコピーしまくり、マスコミ・通りがかりの人・友人とあらゆる所にばらまきましょう。インターネットを利用するのもいいかも知れません。  あっ、でもその女の子と結ばれたいなら、もうちょっと危険な状態で我慢してください。彼女は必ずテープを回収しに現れます。
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