定番相談室にて語るを騙る

Ｑ３１～４０

相談者：
ヒーローに憧れていた女の子さん

Ｑ３１．あれ？　前の人と違いますよね？　はぁ、代役……ですか。……まぁ、いっか。あの、たしかに私のクラスにヒーローが戦っている時、姿が見えない男の子が居ますけど、本当に彼があのヒーローなんですか？　だって彼って頼りないタイプだし、この前も『あなたって、もしかしてヒーロー？』って聞いたら『そんなはずないじゃないか、なんなら今度ヒーローに会わせてあげようか？　僕とヒーローとは友達だから』と言ってました。
　やっぱり別人だと思うんですけど、どう思いますか？

Ａ３１．あー、間違いないよ、そいつがヒーローだから。そいつは多分一人二役か替え玉を用意するつもりね。
　ヒーローと男の子に会っている時「ちょっと待ってて」とか言って二人とも頻繁に席を外して二人が同時に居ることがないなら、一人二役に間違いないね、うん。
　もし、二人が同時にいるなら、そのヒーローは偽物ね。思い切って仮面をヒッぺがしてやりな。本物のヒーローなら、女の子に仮面を取られるようなことはないでしょ。心配は無用。
　今度こそ正体を暴いて無人島に引っ越してもらうよう、頑張ってね。応援してる。