七色ノ涙Ⅰ-水色-
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「置いてかないで…」 小さな部屋に響く今にも消えゆきそうな声で少年は言った 「いいよ。」 返すは先ほどの声よりもいくらか低い声。そしてその声の持ち主は口の端を少し上げて不敵に笑ってみせた…。
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