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(急にこの村にどうして山賊が…)
村は、燃えていて何人か死体もあり、酷い臭いだ。
夜鈴は、次々に山賊を倒していった。
「はぁっはぁ…。これでおわりだ…。」
最後の山賊を斬った。
茅火を呼び、屋敷に帰ろうとした時、ものすごい妖気が現れた。
(なっ…なんだこの妖気…微かに今日、撹霊山で感じたものと似ているが。)
その妖気は、火の中から現れた。
「ほぅ、あの山賊どもを独りで倒したか。」
凄い妖気を纏った男が現れた。
「お前…妖怪か?でも、人間の臭いもかすかだがする…お前は一体だれだ!!なぜ、この村を襲わせた!」
「ふふっ 我が名は奈落。この村を襲わせたのは四魂の欠片があるからだ。」
「奈落…」 ドクッン!
(また、頭が…。)
奈落は、私の所に近づいてきた。
「つぅっ… それ以上近づくな!!近づけば斬る!」
奈落は、一瞬にして私の後ろに立ち腕を押さえて…
「お前、巫女か?だがかすかにだが妖怪の臭いを持っているな…。それに、私はお前に一度会っているように思うのだが…。」
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