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「くぅ…はなせ!!」
「勢いのいい娘だ…。それにお前、四魂の欠片の気配がするな…。お前の体から」
奈落が私の胸辺りをつき刺そうとした時
ザン!ボト…。
奈落の両腕が切れた…。
そして、夜鈴は地面に落ちた。
「ケホッ!!ゴホゴホッ…。」
「だれだ…!!」
炎の中から現れたのは、殺生丸だった。
「久しぶりだな、奈落…。この殺生丸を覚えているか?」
「ふふ、まさか殺生丸までいたとわな…。」
(なぜだ、殺生丸の妖気は感じなかった…。)
「殺生丸様、お前まだ、傷が…」
ドクン!
(また、頭が… くそっ…)
「ふん、まだ私は完全ではない…ここは、引くとしよう。」
「逃げるのか!奈落!この殺生丸が相手だ!!」
「相手なら、いくらでもしてやる、だが今は相手をしている暇はないのでな…。 夜鈴、またお前の四魂の欠片いただきにくるからな。」
「くぅっ… まて!奈落!!」
奈落はそのまままた、炎の中に消えて行った。
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