†夜鈴の過去†

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奈落が居なくなったあと、私たちは屋敷に帰った。 「茅火…ありがとう…。ケホッ…。」 (つぅ… まだ頭が…。) 「殺生丸様!ご無事でしたか!!」 「殺生丸様~!!おっお姉ちゃん!!」 「はぁ…はぁっ 大丈夫だよりんちゃん… くぅっ…」 「お姉ちゃん!!」 「わ…私を…滝のところへ…さっき行った桜の木がある…」 「えっ!!あっ殺生丸様!?」 殺生丸が私を抱えた。 「りん、案内しろ」 「はい!!」 屋敷の階段を降り鏡をくぐった― 鏡をくぐると一面白い花と大きな桜そして、滝があった。 満月の月の光が辺り一面を綺麗に輝かせていた。 「私を…滝の下へ…」 殺生丸は、私を滝の下へと下ろした。 そして、夜鈴の体の回りを光が包んでいった。 「お姉ちゃん!!」 「大丈夫…」
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