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夜鈴は滝の中から出てきた。
ピチャピチャッ
「はぁ…」
(なぜ、奈落に合った時 心が汚れた…。それに、昔の忘れていた記憶が思い出してきた。)
「父上…母上…」
桜の木に持たれながら月と星を眺めていた。
「クゥーン」
「雅…大丈夫だよ」
ザッザッ
「殺生丸…様」
殺生丸が歩いてきた。
「大丈夫なのか」
「えっ… あぁ、大丈夫だよ。母上の浄化の結界が滝の中にあるから、奈落の正気に触れてしまって…」
「どうした」
(私の過去を殺生丸に話して良いのか…)
「お前は、少し妖気を纏っているな、それに四魂の欠片の気配もある」
「私は…私は、四魂の欠片の力で命を繋ぎ…人間でいる…。思い出した…私の父上と母上は」
私は、殺生丸に私の過去を話した。
私は、妖怪の父上と巫女の母上との間に生まれた。
父上は元は、大妖怪犬神のと闘いそして友となった大妖怪の一人だった。
母上は、四魂の玉を守る巫女の一人だった。
そして三年前、屋敷に奈落が現れた。
「奈落、まさかこの屋敷まで四魂の玉を探しに来たのか!」
「やはり、この屋敷にもないのか珠縫巫女、四魂の玉はどこだ」
「貴様に教えるわけにはいかない!!」
珠縫巫女は、弓を放った。
奈落の体を貫いたが、奈落はまた再製した。
「その程度では、この奈落を殺せないぞ」
「くぅ…」
「母上っ!!」
「夜鈴っ!!出てきてはだめ!!」
「はぁっ!!」
ザンッ 夜鈴の体を奈落が突き刺した。
「夜鈴っ!!くうっ奈落ぅー!」
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