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「お前は、父上のことを知っているのか…?」
「えっ?父上って?」
「犬神の事だ」
「あぁ、記憶に蓋をされて私は声も最初は話せなかった。その時、犬神様が私の世話をしてくれた。」
「そうか…。」
「だけど、あの方は死んだんだろ…?人間に…」
殺生丸は、何にも言わなかった。
「ごめん、機嫌悪くした?」
「…いや」
「さて、屋敷に戻ろう。服も濡れたまんまで気持ち悪いから…。」
そう言い、夜鈴は歩き出した。その後ろに雅が歩き殺生丸もついていった。
「あっ!!お姉ちゃんもう大丈夫なの!?」
りんが心配そうに聞いてきた。
「うん、もう大丈夫だよ!」
そういった後、りんは気付いた。
(今、お姉ちゃんの目が銀色に光った気がした…)
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