†夜鈴の過去†

6/14
前へ
/41ページ
次へ
「お前は、父上のことを知っているのか…?」 「えっ?父上って?」 「犬神の事だ」 「あぁ、記憶に蓋をされて私は声も最初は話せなかった。その時、犬神様が私の世話をしてくれた。」 「そうか…。」 「だけど、あの方は死んだんだろ…?人間に…」 殺生丸は、何にも言わなかった。 「ごめん、機嫌悪くした?」 「…いや」 「さて、屋敷に戻ろう。服も濡れたまんまで気持ち悪いから…。」 そう言い、夜鈴は歩き出した。その後ろに雅が歩き殺生丸もついていった。 「あっ!!お姉ちゃんもう大丈夫なの!?」 りんが心配そうに聞いてきた。 「うん、もう大丈夫だよ!」 そういった後、りんは気付いた。 (今、お姉ちゃんの目が銀色に光った気がした…)
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

229人が本棚に入れています
本棚に追加