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台所でご飯を作っていると妖怪が目を覚ました。
「目さめた?もうすぐでご飯できるから。」
「人間のものなど喰えん…」
「でも、少しでも食べないと怪我なおんないよ。そうだ、お前の名は?」
「…」
「私の名は、夜鈴」
「…殺生丸。」
「いい名だね。私は、これから、山に行くからちゃんと安静にしてんだよ。雅見ていてあげてね。」
雅の頭をなで茅火を連れて屋敷を出ていった。
~殺生丸視点~
(なぜ、あやつは助けた…。妖怪だと分かっているのに屋敷に入れるなど、それに…屋敷にはあやつだけしかいない…そして夜、寝ながら泣いていた…。)
「ウゥ…」
「そう、警戒するな」
と雅の頭をなでた。
雅は嬉しかったみたいで
「クゥン」
と気持ち良さそうにしていた。
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