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屋敷に戻り―
「ただいま…。」
布団の上には、殺生丸が寝ていた。その横には、雅が一緒に寝ていた。
(あの、雅がなつくなんて珍しい。)
殺生丸は、夜鈴が帰ってきたのを知って起き上がろうとした。
「良いよ寝てて、まだ傷が良くないんだから。」
「…貴様その傷と血にまみれたのはどうした…」
私の着物は、妖怪の返り血で血まみれになっていた。
「あぁ、ちょっとね…。山で妖怪に会ってボーとして斬られた…。それより殺生丸様あんたに客人だよ。入ってきな。」
「殺生丸様~!!」
「殺生丸様、この邪見どんなに心配したことかぁー。」
「邪見にりん…。」
殺生丸は、何も同様していなかった。
「こいつらを山で見つけて、妖怪に襲われていたところを…」
「りんたちこのお姉ちゃんに助けてもらったの!」
「まぁ、ちょうど通りかかっただけだけどね。そうだ、りんちゃん温泉に入ってきたら?さっぱりするよ。邪見も一緒にどうだ?」
「入ろうよ邪見様!」
邪見は殺生丸をみたが殺生丸は何も言わなかった。
「うむ、入ろう。」
「なら、案内する。着いてきな。」
私は、りんと邪見を連れて屋敷の階段をおり、温泉に連れていこうと、廊下を歩いてるとき、りんがもう一つの道に入って行った。
「すごぃー!きれい!!」
「ここは、屋敷の中ではないな?」
「そう、ここは母上が残してくれたところ…。」
そこは、一面白い花が咲いていて真ん中には小川が流れその前には滝があった。そして、一本の大きな桜の木があり、花びらが舞い月明かりに照らされていた。
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