7つの感情

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さっきの星とは大違い。 広範囲に生える黄緑色の草々は、美しいとさえ思えるほど。 その中に桜のような桃色の葉を付けた木々もある。 これだけ眺めがいいと、遠足にでも来たのかと勘違いしたくなってしまう。 まあ、目的を忘れることは無いが。 その大自然の中に一人。ポツリと立っている奴がいる。 顔は見えないが敵は間違いなくあいつだ。 体の周りからは、水晶玉の中で渦巻いていた煙と同じようなオーラが吹き出している。 「ルピア」 俺はルピアに目線を送る。 ルピアはそれを察して、杖をポーチから抜いた。 さて、あいつがどんな奴か知らないが、弱点を知っているルピアの敵では無いだろう。 ルピアが俺の隣から姿を消す。 すぐに終わるな。
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