導くは蝶、目覚めるは・・

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「それにしても招待状が導いてくれるって・・・ただの紙がどうやって連れて行くんだ?」 疑問を抱く光樹。 その招待状をひっくり返したり、曲げてみたりするうち、その招待状に何かがついているのが分かった。 「あれ・・・さっきまでこんなのついてたっけ・・?」 ついていたのは・・蝶。 その蝶が、突然招待状から離れ、飛んでいく。 「よく分からんが・・・とりあえずついていけばいいってことか?」 よく分からぬまま、その蝶についていく。 あちこち飛び回っていくうち、近くの森のようなところに入る。 「そういえばこんなところに森なんてあったっけ・・?」 長い間この地域に住んでいた光樹だったが、このような場所は見たこともなかった。 疑問を持ちつつも、ついていく。
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