導くは蝶、目覚めるは・・

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暗い、暗い、どこまでも暗い森の終わりに、大きな城が見えた。 かなり大きい、まるでどこかの世界遺産のような大きさの城。 城の前の橋の中間あたりに来たとき、蝶はまるで霧のように消えてしまう。 「箱舟ってここか・・・?でも船って言うよりはどう見ても城だよな・・?」 そういいつつ、橋を渡る。 「とりあえず無駄に長い橋だな・・・それにしてもさっきの蝶・・・は・・・?」 蝶が消えた中間あたりに、突如霧のように、意識がなくなっていく。 ・・・彼が目覚めたときにはホテルにある大広間のような所にいた。
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