終結 4 ~ティエリア・アーデ~

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そうだ・・・これで僕も。 ロックオン。 頭の中で何度、彼の名前を呼んだのだろう。 戻ってこない彼に対して叫べば叫ぶほど、言葉に言い表せない気持ちがティエリアをおそう。 (僕が・・・・僕が・・・。) ナドレは宙を舞う。 暗い世界に白い機体が浮かぶ。 その中で、ティエリアは目をつぶって自分に問いかけた。 (僕はなぜ今ここにいる。ヴェーダのアクセス権を失った僕にいきる価値はあるのか。)
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