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眠る童は、数を数える御子に寄り添っていた。 御子には童が見えているのか聞こえているのか、ずっとうなだれていた。 童はただ寄り添っていた。 寄り添いながら共に数えようとしていた。 なのに 声が出ないのだ。 意識の中で童は、のどをかきむしる。 病床での童はピクリとも動かない。 赤いほっぺをして、そのうち、その頬に涙が伝った。
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