過去

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そんな日々が、一週間二週間と続く内に俺は、次第に白雲礼に惹かれていった。 いや……惹かれるってのは違うかもしれない。 ただ……これからもずっと側に居てほしい。 心からそう思ったんだ。 この頃の俺達は、[恋]というものがよくわかってなかった。 だからかもしれない。 自然と、俺と白雲礼は常に側にいるようになった。 もちろん、右腕の脱臼が完治した後でもだ。 周りの子達も、俺達二人が一緒にいるのが普通の事だと思ってきたのか 普通に接してくれた。 そのまま時は過ぎ この白雲礼に対する気持ちが、[恋]というものだと気づいたのには、そう時間はかからなかった。 俺は、すぐに白雲礼に気持ちを伝えた。 まだ、付き合うという事はよくわかっていなかったので、告白した言葉も 「礼の事が好きです。これからもずっとずっと一緒に居て下さい。」 という感じの、なんだか幼さが残る告白だった。 白雲礼も、大きく頷いてくれ、ここから、俺達の付き合いが始まった。
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