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忘れもしない……
あれは、中学二年生の春の日の出来事だった。
二年生になった時に、クラス替えがあったのだ。
だが、何も起きる事なく済むと思っていた。
二年生になり、新しいクラスに入り
出席順番に席に座る。
ここまでは良かった。
だが、座った時に衝撃な事が起きたのだ、
隣に座っている人物が……
隣となった女の子が……
……白雲礼だったのだ。
お互いにびっくりした。
なんていったって、同じクラスになって、更に隣になるなんてなんたる偶然。
だが、一年間からかいもなかったお陰か
俺達は、普通に接する事ができた。
しかし、それも昔とは違い。
あくまで、人並みに話す程度。
お互いに、どこか心の奥で昔の悪夢を繰り返さないように、ストッパーをかけていたのかもしれない。
そんな日々がしばらく続いた時、悪夢が……
忘れていたはずの、悪夢が再び訪れた……
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