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ゲームセンターの中に入ると、まず初めに入ってくるのが、お決まりの音。バックミュージックであったり、ゲームの音であったり人の騒ぎ声であったりと、様々な音が交わっている。
だが、ゲーセンが久しぶりな俺には、そんな音が逆にテンションをあげるものとなったみたいだ。
「おっしゃー翔!
今日は遊ぶぜー!!」
「おう!まずはUFOキャッチャーだ。
いくぞ充!」
その後もハイテンションは続き、何時間たったかわからなくなった頃、ふと充がプリクラをやらないかと提案してきた。
もちろん、俺は反対し充を止めたが、いつもに増してハイテンションな充を止められるはずもなく泣く泣く一緒に付いて行く事になってしまった。
「うぉ~、これがプリクラかぁ。どれからやろっかな~」
着いた所は、ゲーセンの奥にあるプリクラの機械が10台ほど置いてある空間
防犯のためなのか、[女性および、女性をお連れの男性以外立ち入り禁止]の札が掲げてある。
さり気なく、充に札の存在を示すものの
「ん?それがどうした?」
と軽く流されてしまい、俺は大きく溜め息をついた。
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