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黒澤は無表情で、
「若、あなた、カゲヤマ君と同居する段階で、めでたしめでたしにしようと思ってたでしょ。」
「いやいや(笑)」
矢島がへらっと笑って、黒澤の巨大パンダを万歳させたり遊び出すと、
黒澤はそれを素早く奪還し、
「まーた、誤魔化そうと!。
……大体若、カゲヤマくんが元の部屋で安心して暮らせるレベルに戻すのが第一なんだから、
忘れて貰っちゃ困ります。」
「……恭一郎さんたら、
キビシい……。」
「……若、その呼び方、
勘弁して下さい。」
「ええ!、カゲヤマはいいのにオレはダメなの?」
一瞬、黒澤は言葉に詰まったが、
「………若は呼び捨てでお願いいたします。」
「わかった、恭一郎!。」
「く・ろ・さ・わ、のほうです!。」
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