第1章

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「私にも詳しい事は分からないんです。 ただ、青いワゴン車に乗ってトンネルを通るとトンネルの主の怒りに触れる、としか・・・」 あまり心霊的な話は得意じゃないのか話を進めるうちに顔が青ざめていく真歩ちゃん。 「分かった。都市伝説的な話だろ? オレらもこれから向かいたいから場所、教えてくれないか?」 シェウィンの突然の提案に真歩ちゃんは思わず口籠もる。 きっと僕らがワゴン車で行くんじゃないかって不安になったんだろう。 「安心しろ。 オレもこいつも免許なんざ持って無いからな」 そう言いながらシェウィンは不安を吹き飛ばすようにウインクをした。
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