第2章

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「何か不気味だね・・・」 それがトンネルを見た正直な僕の感想。 「別に悪い奴じゃ無いんだけどな、アイツ」 気分を害したように顔をしかめてシェウィンが呟いた。 「お知り合い、なんですか?」 おずおずと真歩ちゃんが問い掛ける。 「前の依頼主だよ。 トンネルに異変が起きてるから調べてくれって頼まれた。 異変はあの時解決したんだけどな・・・」 難しい顔をしてシェウィンは考え込んじゃった。 その時僕は居なかったから困った事に分からないんだよね。 ちらり、とシェウィンが真歩ちゃんに視線を移した。
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