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「兄貴・・・これ、どうしたの?」 僕は兄の部屋に踏み込んで頭を抱えた。 何故なら――― 足の踏み場が、無い。 それはもう文字通りの光景だ。 兄貴の名誉の為に言っておくがゴミで溢れかえっているのではない。 この床全面を埋め尽くす大量の白は―――余す所なく全て人間界の資料だ。 あぁ、毎度の事ながら頭が痛い・・・。
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