第1章

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とりあえずマックで何か食べながらこれからどうするかを決める事に。 「・・・話聞く限りでは峠にありそうだよな、トンネル」 チーズバーガーを頬張りながらシェウィンが呟く。 「そうだねぇ。 ネカフェ辺りに行ってパソコンで調べてみる? 出れずのトンネルの事」 ポテトを摘みながら答えると通りすがろうとした女の子がピクリ、と反応した。 それには構わずシェウィンが口を開く。 「よし、食い終わったら郊外のトンネル潰してくぞ」 ・・・口元にケチャップ付いてるよ? 「シェウィン、付いてる」 近付いてケチャップを拭ってあげた。 「なっ・・・?! おまっ、急に何して・・・っ!!」 えっと、急にシェウィン顔真っ赤になっちゃったんだけど僕何かしたかなぁ? 「あの・・・トンネル、探してるんですよね?」 さっきの女の子が戻ってきた。 ちらりとシェウィンが意味ありげに僕を見る。 「お話聞かせて貰っても良いですか? 僕達トンネルの事知りたいんです」
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