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ドラゴンは羽を広げ自らの敵を威嚇する。
しかし少年には動じた様子はない。むしろその口元には笑みすら見える。
よく見ればドラゴンの身体には無数の傷。そして前足の片方を負傷しているようだ。
ガアアアアアアアア!!!!!
大きな咆哮をあげドラゴンは少年に襲い掛かる。
しかし少年は動かない。
距離が詰まる。
ドラゴンは大きな口で少年を噛み砕かんとする、その瞬間。
ドラゴンの動きが止まった!否、止められたのだ。
輝く魔方陣。罠。
ドラゴンは誘い込まれたのだ。
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