とある女性の憂鬱2

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「…もしもし?すいません急に電話をして…」 彼の、少し遠慮がちな声がまた可愛らしい 「大丈夫ですよ?どうかしましたか?」 私はにやける顔を必死に正しながら、彼と話す そう言えば…電話で話すのは初めてだ…… 「何だか嬉しい………」 「何か言いましたか?」 「いえ、何も言ってませんよ?」 おっと思わず口に出してしまった、 気を付けろ私… 「明日なんですが……」 …えっ? まさかの中止? いや待てよまだ話は続いてる 「急に、誘ってすいません本当に大丈夫ですか」 なんだその事だったのか… 「クスっ…心配なさらずとも大丈夫ですよ? 私は貴方と会って話すのが楽しみにしていますから」 「ありがとうございます。本当に貴女は優しい方ですね では、明日遅れるといけないので失礼します…おやすみなさい」 「ええ、では明日 おやすみなさい」 時間にして5分足らずだったが…ダメだ…ドキドキしておかしくなりそう… …とりあえずお風呂に入って 頭を冷やそう…   
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