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事態は最悪だ
「畜生…どうするんだよ」
僕の隣で秀樹が愚痴を漏らす
その隣、つまり僕の隣の隣にいる明美は半泣きで応じる
「どうするって…どうしようもないじゃない!大体、森林浴なんて提案したのは秀樹でしょ!?おかげで最悪よ!」
「なっ…!嫌なら来なきゃ良かったじゃねぇか!しかも、この霧は誰のせいでもないだろ!」
すかさず反論する秀樹。彼の言い分はもっともだ。
森林浴を楽しんでる僕らを、いきなりこんな濃霧が包むなんて、誰も想像出来なかった
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