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それでも
子供達はたくましく
毎日を過ごしている。
そして
母を気遣う。
母親がうっとおしく感じるお年頃の長男だろうが
『お父さん、いないからなあ。
仕方ない。お母さんと話でもするか。』
ニヤリと生意気な言い方で話しかけてくる。
それを聞いて娘が
『そうじゃなあ、仕方ないよなあ。お母さんしかいないし。』
クスクス笑いながら同意する。
次男は生意気な口ぶりで
『俺は1人でもいっぱいしゃべるけどな。』
にぎやかにおどけながらしゃべり続ける。
子供達は旦那の話を頻繁にする。
東日本で震災があったときも
『お父さん、きっと仕事が心配で会社を見に行ってるよなあ。』
(単身赴任先はこの度の震災で被害を受けた地域でした。)
などと身近に感じ、神妙に話していた。
それぞれ悲しみを忘れたわけではなく
父親の愛を近くに感じながら前に進んでいる、
そんな感じだろうか。
だから
私も負けないように
前に進んでいこう。
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