初めまして帰りたい

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七音「ほな、後ろの方で喧嘩しとるやつらに参加してくるかー」 恢「ばっ馬鹿!無理無理!そんなことしたら俺御陀仏だから!」 七音「はぁ?チキン…や、ヘタレやな、ヘタレ。何のためにここ入ってん」 恢『学力が低いから…とは言えない…!』 七音「ま、参加しないにしても行こ……」 恢「どうかしたのか?」 恢『目を見開いてその場に立ち止まった七音の顔を覗き込む。七音は右手を上げ震える人差し指で扉の方を差す。その先を辿れば、背格好がそっくりな二人の男が赤色に染まっていた』 七音「入学式から見れるとは思わんかった…」 恢「え…」 七音「知らへんのか、恢。…乱学の、ディーとダムを」 恢「ディーとダムって…アリスのか?」 七音「そうや」 恢「だけどアレだろ?ただの双子じゃ」 七音「不思議の国の、やない。歪みの国のアリスの、ディーとダムや」 恢「歪みの…」 七音「それが、秦臥兄弟。乱学のディーダムっちゅー話や」
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