【初めに】

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君もきっと、 誰かに気づいてもらいたいのだろう? 自分はこういう存在なんだって。 理解されなくて、 もどかしくって、 淋しくて、 でも諦めたくなくて。 隠して、 騙して、 傷つけて、 歪んだ心を見せ付ける。 だって、それも君の一部。 甘えるなと、 言えばそれだけだけど、 心の闇は消えてはくれない。 さ迷い、 叫び、 暴れながら君は言う。 「どうして理解してくれなかった?」と。 それは、きっと、 多くの人が、 求めるモノが似ているからなのでしょう? つまり、君と似ているんだ。 だから、置き去りにしないで、 ちょっと、 気づいてあげて欲しいな。 その時、 君は相手から納得出来ない事を、 された後かもしれないけれど。 人の世界は人が創ってる。 自分の歪みに気づき、 他者の歪みに気づいた後、 認識はやがて、 世界の歪みにたどり着く。 それは世界からの質問だから、 その質問に対して、 今までを総活して、 "今"の答えを導き出してね。 きっと、 君に、 【"今"の"在り方"】をもたらすだろうから。 願わくば、 僕と似ている君に届く様に。
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