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「そんなこと考えてるんだったらさ…
残りの1億1997万人の中の1人になって、生き続けてもいいんじゃない?
生きてれば、その生きてる理由…
見つかるかもよ?」
正直、この駿の言葉にオレは…ドキッとした。
「で…でも、どうせ見つかんないよ。」
「そんなの、生きてみなきゃわかんないじゃん…。」
そう言われ、ふと、駿のほうに目をやると、優しく微笑む駿がいた。
あっ、コイツ…生きてる。
そう思ったオレは、すぐに駿から目を逸らした。
「で…でも。」
もう、フェンスの外に立ってるんだよね…オレ。
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