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「いまさら、死なないなんて言えない?」
「ま、まぁ…」
……だからなんでコイツ、オレの心読めるんだよ。
「じゃあさ、僕と一回カラオケに行こうよ!
死ぬ前に、一回だけ。
それが終わったら死ぬってことにして…。
まぁ、本当に死ぬかどうかは、その後自分で決めればいいじゃん?」
駿はニコッと笑って、そう言った。
カラオケ…か。
「じゃ…じゃあ、一回だけなら。」
そう言ってオレはフェンスを再びよじ登り、内側へ戻ってきた。
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