【28】終焉の時

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その時。 「ドーンッ💥」 部屋の入り口が爆発した。 「バシュ!」 「グッ❗️将ぐ・・・」 将軍の名を呼ぶ間もなく、打たれたミゲルが倒れる。 「ヴェロニカ、大丈夫⁉️」 「お嬢様、待たせたな」 「ラブ❗️、T2❗️」 傷だらけでボロボロの二人が立っていた。 「ラルフ、なかなか楽しめたぜ。残念だが、ここまでだ。観念しな❗️」 「ハッ!それで勝ったつもりかね?もう手遅れだよ」 「・・・ギュイーン❗️」 要塞全体から異様な音が流れ始める。 「この星の都市全てを攻撃する様、プログラムされている。たった今、地球とこの要塞のパワーを直結させたところだ」 「何っ⁉️」 「こいつ、今すぐ撃ち殺してやる❗️」 「待ってT2❗️」 ヴェロニカが止める。 「悪ィ、ヴェロニカ。お前のオヤジさんだろうが、こいつだけは許せねぇ❗️」 「違うのT2。地球と直結したということは、この要塞そのものが、この星なの。ここを破壊すれば、兵器は止められるけど、この星も破壊してしまうことに・・・」 「なんだって⁉️」 「その通り。さすが我が娘。そして、このシステムを解除できるのは、私だけなんだよ」 「ラ・ル・フ!キサマ🔥❗️」 とてつもない怒りが、ラブからほと走る。 (ラブ様⁉️) ラブの頭脳にアイが告げる。 (メイからの通信です) 『メイ⁉️』 一瞬、ラルフから目が離れた。 そのスキにラルフは、自分のこめかみに銃口を当てた。 「ヴェロニカ・・・私は先に逝くよ。お前のことは、誰よりも愛している。さらばだ」 「やめろー❗️❗️」 「パパ⁉️」 「ダンッ…」 銃音が虚しく響き、ラルフの体が、装置の上に崩れ落ちた。 まるで、その装置を抱きしめるかの様に。 「クッソー❗️」 ラブが叫ぶ。 「えぇ~?いきなり、クソーはないでしょ、ラブ⁉️」 感動の再会のはずが、その叫びでメイの予定が狂った。
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