【28】終焉の時

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ラブ、ヴェロニカ、T2、ティーク、アイ、全員が言葉を失った。 「ラブ・・・ごめんね。あなたにそんなことさせちゃって。でも、私の命は、あなたに捧げると決めていたの。だから、私は平気だよ。私の最後のお願いを・・・聞いてください❗️」 「私には・・・できないよ・・・メイ。あなたの命を・・・」 要塞のシステムが発射のカウントダウンを告げる。 「ラブ、まずいぜ。次の標的は・・・東京だ❗️」 「T2・・・標的って⁉️」 メイがその声を聞きつけた。 「メイ様。太古の昔に作られた兵器が、今世界を狙っているのです」 アイが話し始める。 憎まれ役を買ったのである。 「この兵器は、一瞬にして、あらゆるものを消滅させるパワーを持っています。恐らくは大昔に、この星を訪れる侵略者を倒すために作られたものと思います」 メイは、その説明の意図を理解した。 「アイ・・・それが唯一の方法なのね。嫌な役を、ありがとう」 メイが優しく礼を言う。 「わたしは、命のないマシンですから…」 「うそばっかり!アイ、あなたの思いはシッカリ伝わったよ。ラブ!丁度いいじゃん。そいつで、ここを・・・、レムってやつをぶっ殺しちゃって❗️」 「メイ❗️」 「あっ・・・携帯電池切れちゃうわ。それじゃ!T2、ティーク、アイ、ヴェロニカ、あなたたちに会えて、とっても幸せだったよ。ラブ・・・世界を守ってね」 「メイ・・・」 「・・・さてと❣️私はこれから、小田さんとラブラブするんだから、邪魔しないでねっ!。バイバイ❗️」 通信を切った。 「メ・・・メイっ⁉️」 「ラブ、もう時間がねぇ。これは、お前にしかできないことだ。みんなの命を、ムダにするな❗️」 「T2・・・でも、メイが…」 苦悩するラブ。 自分でも、世界を救う方法は他にないことは分かっていた。 T2とヴェロニカが、ラブに近づき、その手を取った。 「この星を、宇宙を、守るのよ❗️」 「メイは…、お前と共にいたいんだ❗️」 「T2…ヴェロニカ…」 熱い涙で、うなづく二人を見るラブ。 「…私も、メイと共に…いたい」 深くうなづき、ラブが装置に向かう。
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