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~HEAVEN地下基地~
「将軍、アリゾナからの情報通りの展開です」
副官ミゲルが告げる。
(フッ)
将軍と呼ばれたこの男こそ、HEAVENの主導者であった。
「バーンの奴め、やはりNASAを使ったか。機密組織が聞いてあきれるものだ。ミゲル、開発品を試すいい機会だ、準備は良いか?」
「はい。いつでも。しかし、代償も大きいですが・・・」
「かまわん。この気体爆弾の開発が成功すれば、この基地はもう不要だ。探知不能な爆弾の威力を思い知るがよい。我々は立ち去るとするか」
「部下たちは、どうやって?」
その質問に、将軍の冷ややかな顔が振り向く。
「EARTHに気づかれては、意味がないんだよ、ミゲル。それに・・・それが何か問題か?」
その目を見たミゲルが、とっさに目を伏せる。
「い・・・、いえ。ごもっともで」
「いずれは皆、同じ運命を辿るのだ。少々の時間のズレは、気にすることではない」
この時、この言葉の意味を、ミゲルは全く理解していなかったのであった。
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