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曹操、袁紹らの師に于吉の教え子のひとり、崔價が就いていました
ある日の夜
外国人男性「マタ、来マシタ。オンナ、幾ラ?」
崔價「嗚呼、お久し振りですお客様。漢語、お上手に成られましたね。良い娘が入ってますよ…少数民族の生娘ですよ~。お得意様なのでお安くしときますね」
外国人男性「ハハ…。イツモノダ、崔ノダンナ」
崔價は、貨幣の入った袋を受け取ると、偽の国境通過許可手形を渡した
外国人男性「ハハ…。イツモスマンナ、崔ノダンナ」
崔價「フヒヒ…。いえいえ」
翌日、都の外れ
客たち「行け、行け~!」
犬「唸…!」
犬「[犭番][犭番][犭番]!」
賭博場店長「袁の若様方、曹の若様方、また、お越しください!」
夏侯淵「いやいやいや、当分、来ないよ運が向くまでは!」
袁術「端金だが、敗けると中々、悔しい」
賭博闘犬場での闘犬でスッた曹操たちは、懐を寂しくして店の外に出て来た
夏侯惇「あの変な馬は何だ?」
袁紹「あれは、駱駝とか言う外国の馬だそうだ。父上が西涼に行かれた折に見掛けたと聞いた事が在る。欲しいな術殿」
袁術「嗚呼、確か、そんな名前だったかと。たまには意見が合いますな、紹殿」
店を後にすると、駱駝に跨がり、奴隷と想われる娘を車の荷台に乗せ紐を付けて逃げられないように運んでいる外国人男性の商人がいた。娘は町外れの遊び人たちに眼で訴えるが、その商人が小銭を撒き散らすと皆は争うように拾い、娘から目を反らして見ようともしなかった
曹操「美しい…ボソ」
夏侯惇「いやいや、あの変な馬がか?」
曹操「いや…何でもない」
夏侯淵「いやいやいや、惇兄。後ろの荷物の事だと思うが?」
夏侯惇「ほぅ、成る程…」
店の常連で顔見知りの遊び人に話し掛ける
夏侯惇「ありゃ何だ?」
顔見知りの遊び人a「知らないのかい夏侯の若様?。あの外国人は崔先生のお得意様だよ。あぁやって金も身寄りも無い俺達にはした金を撒いて黙らせてるのさ。口止め料みたいなもんさ」
夏侯惇「先生の下の名前は分かるか?」
顔見知りの金持ち「確か、あの外国人が何か片言で言ってたな「カノダンナ、カノダンナ、イクラ?」って。漢語の練習でもしてたのかねぇ?」
顔見知りの遊び人b「この前、余りにもくどいから俺が言ってやったんだ「カノダンナって名字かい、諱かい?」って。そしたら「オンナ、ウル、ダンナ、サイカ、センセイ」だとよ。諱を他人が言うのは失礼だから止めなって教えてやったら喜んで皆に金やら銀やらの粒をくれたぜ」
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