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その後、アイツと何をしていたんだとカズに問い詰められた。
もう、カズってば嫉妬心ぱない美味しく頂きますと心のなかで合掌し、そして、現在放課後の図書室に来ている僕。
本とか見るとマイワールドに浸ってしまう。
カズに暇させると悪いと思ったので先に帰ってもらった。
「流石は金持ち校、すっごく広いなぁ」
学校にある図書室で二階まであるのなんて、初めて見た。
中学ときの体育館より広いかも、そう思うほど大きい。
「これだけ広いとblの一冊二冊あったりね」
ずっしりとした質感がある、高級そうな本棚。
それに敷き詰められた本たちの背表紙を撫でながら呟いた。
「まぁ、あっても読まないけど」
だって、公共の場で読むもんじゃないものね。
ほら、官能小説だってあんまり堂々読もうとは思わないもの、それと同じ感じ。
「さてと、まずは探検かな? どこに何の本があるか把握したいし」
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