平和な学園

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マリアに紅茶を出され、とりあえず飲んでいると担当の先生が来た。 「待たせて済みません。 二人とも知ってると思うが、ガガ=ロンドだ」 「先生が特殊科を?」 「特殊科なんて誰が教えてもかわりはない、教師の中に特殊な人がいないなら一番の博識な私が教えるしか無いだろう」 「そういうことですよ、テリーさん」 ガガとマリアはすでに一年間一緒に授業を行ってきている。 そのなかでガガ先生の知識・経験にはマリアも驚愕し尊敬出来る人物と思っていた。 「それでは始める。 二人は学年は違うが特殊科は人が少ないから、一緒に学んで貰う事になっている。 基本は能力向上を念頭におき、基礎体力と戦闘技術の向上をやっていくつもりだ。 まずは、お互いを知らないと効率的な学習法がわからないから教えてくれ。 まずは、お手本としてマリア君頼んだ」 「はい。 私の能力は治癒、今はまだ軽傷くらいしかなおせません。 得意武器は、レイピアをつかいます」 「まあ、こんな感じです。 次は……テリー君です」 名前を覚えられて無かったのか、日誌に一度目を落としていた。
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