窮屈な学園

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「マリアをどうにか出来ないのか!?」 「何がだ? 仲がいいのは兄として嬉しい限りだ」 「俺はお前ら兄弟より人の目に敏感なんだ! このままだと胃に穴が空く!」 「何!それは大変だ! お前の身に何かがあれば、イシュバインの名にかけて全てを面倒をみよう!」 「はぁ……」 そういう意味で言ったのでは無いのにわかって貰えず、この兄弟に気に入られた事の付録として有り難く受け入れる事にした。 実際は、友達が出来て嬉しい限りだし、マリアの行動は正直とても嬉しい、一緒にいるだけで心が暖まる。 だから、マリアの行動を困ってる反面嬉しいから悩んでいるのだった。 アーサーと別れ教室に着くといつもの様にレイトンの隣りに行き、いつもの様にマリアとの仲をからかわれていた。 クラスメイトとは、男子とは敵視され女子とはたまに話すくらい、男子には何度か呼び出されたが、ニャンコとワンコが撃退して魔精師という事が学園中に知れ渡り、今ではマリアのファンからの呼び出しより、腕試し的な決闘が増えてしまっている。 でも、決闘のお陰で魔精師としての実力が上がってきている。
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