79人が本棚に入れています
本棚に追加
連絡が終わって少しの休み時間、先生二人は教卓を片付ける為に今はいなく、教室にも会話の声が聞こえてくる。
「あんな美人なセンセが眼鏡と夫婦ねー、どこがいいんだか」
「美人かどうかは知らないけど、ガガ先生は強いよ。
強者にしかない雰囲気を持っていた、学園長と同等くらいの魔術師だね」
「マジか!?
あの眼鏡が強いとは思えんぞ!」
「まぁそのうちわかるよ」
学園長といえば、王国で指折りの魔術師で王宮魔術師にまで勤めた実力者、歳で引退したとはいえ魔法に関しては衰える事はない。
そんな人と同等のガガ、そして、それを見抜くテリーをレイトンは不思議に思った。
「そんなに不思議?」
「なっお前心がわかるのか?」
「そんな訳無いよ、俺は目以外で世界を見てるからね、レイトンは雰囲気や心拍数の変化が激しいからわかり易いだけ」
「おっおう、そうか」
レイトンはテリーをどちらかというと弱い部類の人間と思っていた、だが、その評価を改めて自分より上の領域にいる兵と認識した。
そんなレイトンを見てクスッと笑うテリーだった。
最初のコメントを投稿しよう!