平和な学園

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連絡が終わって少しの休み時間、先生二人は教卓を片付ける為に今はいなく、教室にも会話の声が聞こえてくる。 「あんな美人なセンセが眼鏡と夫婦ねー、どこがいいんだか」 「美人かどうかは知らないけど、ガガ先生は強いよ。 強者にしかない雰囲気を持っていた、学園長と同等くらいの魔術師だね」 「マジか!? あの眼鏡が強いとは思えんぞ!」 「まぁそのうちわかるよ」 学園長といえば、王国で指折りの魔術師で王宮魔術師にまで勤めた実力者、歳で引退したとはいえ魔法に関しては衰える事はない。 そんな人と同等のガガ、そして、それを見抜くテリーをレイトンは不思議に思った。 「そんなに不思議?」 「なっお前心がわかるのか?」 「そんな訳無いよ、俺は目以外で世界を見てるからね、レイトンは雰囲気や心拍数の変化が激しいからわかり易いだけ」 「おっおう、そうか」 レイトンはテリーをどちらかというと弱い部類の人間と思っていた、だが、その評価を改めて自分より上の領域にいる兵と認識した。 そんなレイトンを見てクスッと笑うテリーだった。
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