79人が本棚に入れています
本棚に追加
片付けが終わり、ガガ先生一人だけ教室に入ってきた。
来れからの時間は生徒の自己紹介をしたあとに、専攻ごとのクラスに別れる事になっている。
専攻クラスは、魔術科と武器科と特殊科に別れる。
更に科ごとに更に小さく別れる事になっている。
「それでは自己紹介をしましょう」
ガガ先生は廊下側の前の生徒から自己紹介をやらせていく、テリーは大体真ん中ぐらいにいるのでそれまでの時間は緊張を和らげる為に使った。
テリーが緊張する理由は、今までこんなに多くの人の前で話した事が無いこと、注目される事になれてない人にとってはこれほど緊張することはない。
自己紹介も進み、とうとうテリーの番がやってきた。
「はじめまして、一年間一緒に学ぶテリー=クロスムーンです。
よろしくお願いしましゅる」
なんども練習したにも関わらず最後で噛んでしまった。
レイトンは腹を抱えて笑っているし、クスクスと笑い声も聞こえてきた。
恥ずかしいテリーはそそくさと席に戻り机に俯せて耳を押さえてしまった。
戻り際には八つ当たりぎみに、笑っているレイトンの足を踏み付けたのも仕方ないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!