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学校につき、自分専用のロッカーで靴を履き替える。
彩と2人でいるせいか、不思議と緊張はしない。
周りの男の子や女の子はみんな1人でいる。
それもそのはずだ。
入学してからまだ1日しかたっていない。
あたしたちが2人でいる方がもしかしたら珍しいのか?
そんなことを考えていたら教室についた。
「うーん…。あっやっぱあたしたち席離れてますね~。」
「…やっぱりぃぃぃぃぃぃぃ!」
ショックを受けた美鈴は肩を落とした。
「あたしたち名字がねー…。あたしは"ふ"から始まって、美鈴は"よ"からだもんね。」
吉岡美鈴、藤咲彩。確かに名字だけでいったら離れている。
「でもまぁ!席が離れてても新しい友達ができるから大丈夫だってばよ!」
美鈴を慰めようと、彩が元気に言ってくれる。
「おう!確かにそうだね♪」
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