*運命の再会*

3/21
前へ
/29ページ
次へ
学校につき、自分専用のロッカーで靴を履き替える。 彩と2人でいるせいか、不思議と緊張はしない。 周りの男の子や女の子はみんな1人でいる。 それもそのはずだ。 入学してからまだ1日しかたっていない。 あたしたちが2人でいる方がもしかしたら珍しいのか? そんなことを考えていたら教室についた。 「うーん…。あっやっぱあたしたち席離れてますね~。」 「…やっぱりぃぃぃぃぃぃぃ!」 ショックを受けた美鈴は肩を落とした。 「あたしたち名字がねー…。あたしは"ふ"から始まって、美鈴は"よ"からだもんね。」 吉岡美鈴、藤咲彩。確かに名字だけでいったら離れている。 「でもまぁ!席が離れてても新しい友達ができるから大丈夫だってばよ!」 美鈴を慰めようと、彩が元気に言ってくれる。 「おう!確かにそうだね♪」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加