第二歩

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カラン、カラン、カラン 私の感情が、 円を描きながら、回っている あの時のことを あの時の言葉を 捨てるために 回っている 振り切るために、 回っている でも、振り切った後は 何が残るのか 本当に捨て去れば、忘れればそれで良いのか 違う。 その円の跡を歩かねばならない時が、また来る その時は薄らいでいるだろう 足取りもしっかりしているだろう
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