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「んっ……あっ…ん…」
「気持ちいい…?」
「…うん…もっと……ぎゅって抱いて………」
「あっ…あっあぁ……っ」
「俺…はぁっ…もぅ駄目かも……いい……?」
「うん…あた…しもっ……あっあっ…んっあぁっ」
**********
「先にシャワー浴びて来ていい?」
事を終えて暫くベッドの中で余韻に浸っていた菜摘(なつみ)は、けだるそうに起き上がった。
「うん。あっ一緒に入る?」
菜摘の隣でタバコを吸っていた男が冗談ぽく笑い、菜摘の髪を撫でながら言う。
「あはっ。遠慮しとく。そういう甘~いことは、あたしとじゃなくて彼女としてよね。」
菜摘はそう言って男の手を払い、悪戯っ子のように笑っている。
「はいはい。」
菜摘がそう答えると分かっていたように、男は両手を上げて肩をすくめて見せる。
その仕草を満足そうに見ると、菜摘は男のシャツを身に纏いバスルームに向かった。
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